「命を守る」教訓根付くまで 東日本大震災10年 東北復興取材センター長・仙台総局長、矢部丈彦

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 震災遺構を訪ねるたびに、改めて衝撃を受ける。

 むき出しの鉄筋は、ぐにゃりとねじ曲がっていた。校舎の壁は、大きくえぐり取られている。渡り廊下があった場所には、原形をとどめない車が積み重なっていた。

 宮城県気仙沼市の海べりにある気仙沼向洋高校の旧校舎の姿だ。最上階の4階まで達した津波の威力を、思い…

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