(声)ほうとう、幼い頃の味に返る

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 主婦 土橋聡子(山梨県 73)

 山梨名物のほうとうは幼い日、我が家の毎日の夕食だった。家の畑でとれたわずかな野菜とうどんを煮込んだだけの簡素なものだ。

 母は家業に忙しく、うどん作りは私の役目だった。学校から帰ると、母がうどん粉に水を混ぜて丸めておいたものに布をかぶせ、のし板の上で幾度もひっくり…

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