商品券、石破氏と岸田氏に共通の「作法」 閣僚経験者「昔は普通に」

有料記事

 岸田文雄前首相の在任中、岸田氏側から政務官に10万円分の商品券が渡されていた問題について、石破茂首相は19日の参院予算委員会で「歴代の総理が商品券の配布を行っていたかどうかは全く把握していない」と、無関係を強調した。だが、自身も新人議員への商品券配布が明らかになった首相と岸田氏の手法にはいくつもの類似点があり、長い習慣になっていた可能性も指摘されている。問題はどこまで広がるのか、自民党議員は固唾(かたず)をのんで見守っている。

 岸田氏側が10万円分の商品券を配ったことについて、朝日新聞は複数の自民関係者から情報を得た。話を総合すると、それは2022年12月20日に首相公邸で開かれた夕食会にあわせたものだった。

 公邸に招かれたのは各府省庁の政務官だ。出席人数は不明だが、当時の松野博一官房長官らも同席し、全体で約30人が参加したとみられる。首相動静によると、会合は約2時間続いた。

1千円分が100枚 「おつりが出ない」ように?

 商品券が配られたのは、その…

この記事は有料記事です。残り1133文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

商品券問題

商品券問題

石破茂首相(自民党総裁)の事務所が、自民党の新人議員15人に対し、10万円相当の商品券を渡していました。首相は法的な問題はないとの認識を示しています。岸田文雄前首相も懇親会で10万円相当の商品券を配っていたことが分かりました。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]