イスラエルのガザ攻撃激化、死者500人超 ハマスはロケット弾発射
イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザの中部と南部で地上作戦を始めたと明らかにした。ガザを南北に分ける要衝ネツァリム回廊周辺を制圧し、緩衝地帯の拡大などを目指しているという。ガザへの空爆も続けており、ガザ保健省によると大規模攻撃が始まった18日以降の死者は500人を超えた。イスラエルはイスラム組織ハマスへの圧力を一層強めながら、人質解放などを迫る構えだ。
イスラエル軍は、ガザ南部の境界地域にも部隊を集めて今後の展開に備えているとしており、大規模な地上攻撃を始める可能性がある。カッツ国防相は19日、「最後の警告だ」とガザ住民に避難を呼びかけ、ハマスが人質を解放しなければ「これまで見たことのない強さでイスラエルは作戦を遂行する」と迫った。ロイター通信によると、イスラエル軍は20日、北部でも地上部隊の活動を開始した。
一方、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」はこの日、イスラエルのテルアビブに向けてロケット弾を発射したと発表した。イスラエル軍は、3発が発射されたが迎撃し、被害は出ていないとしている。
交渉は「戦火の下でのみ」 イスラエル首相
イスラエルとハマスは1月に…
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イスラエル・パレスチナ問題
イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]