(注目の1問)氏と家族の一体感は別 自民・三宅伸吾氏

 「氏が同一であることと、家族の一体感、心のつながりとは別次元の話だと思っている」

 自民党の三宅伸吾氏は12日の参院予算委員会で、党内でも賛否が分かれる選択的夫婦別姓制度について、導入に賛成の立場として質問した。元日経新聞の記者である三宅氏。妻と結婚する際、氏をどうするかで悩み、挙式から婚姻届を出すまでに3年もかかったという。

 この日、「氏が違うと、家族の一体感が失われる」という反対派の主張を念頭に、「(3人の子どもが)結婚して、もし『三宅』と異なる氏となっても、私の家族だ」と述べると、委員会室から拍手が起こった。

 三宅氏は「選択的夫婦別姓制度は、夫婦で氏を統一するのか、別々のままかを個人の意思で選べるようにする制度。これこそが憲法による個人の尊厳を具体化した制度だと確信している」と持論を展開した。

 三宅氏はさらに「国会議員の考え方を有権者は知りたいところだ」として、麻生太郎財務相ら閣僚や官僚ら一人ひとりに見解を聞いた。麻生氏は「通告がないので答える義務はない。個人の考え方は申し上げない」と語るのみだった。小泉浩樹