欧州「有志連合」、ウクライナを支えきれるか 議論加速も目立つ差異

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ロンドン=藤原学思 パリ=宋光祐 ブリュッセル=森岡みづほ
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 英国やフランスをはじめとする欧州の国々が、ロシアの侵攻を受けるウクライナの和平に向けた動きを加速させている。ただ、ウクライナが切望する「安全の保証」を提供できるのか。どのように貢献するのか。その考えには違いが目立つ。

 「欧州の部隊が地上にいて、米国が後ろ盾となれば、平和はより信頼できるものとなる」

 15日、ウクライナのゼレンスキー大統領はそう訴えた。画面の向こう側には、オンライン会合を主催した英国のスターマー首相らが映っている。

ロシアが停戦に応じなければ…

 ゼレンスキー氏は、米国提案…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
宋光祐
パリ支局長
専門・関心分野
人権、多様性、格差、平和、外交
  • commentatorHeader
    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年3月16日22時29分 投稿
    【視点】

     ウクライナはトランプ米大統領の性格を全く理解していないようです。 <ゼレンスキー氏は、米国提案の「30日の即時停戦」の実行を遅らせているのはロシアであり、「今後も引き延ばし続けるだろう」と指摘。「ロシアが望まないなら、強い圧力をかけなけ

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