故郷追われた難民ら世界で1億1千万人に 国連発表 負担は途上国に
20日の「世界難民の日」を前に、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は14日、紛争や迫害などで家や故郷を追われた人たちが5月末までに世界全体で約1億1千万人に達し、過去最多を記録したと発表した。グランディ国連難民高等弁務官は「紛争を終わらせ、障害を取り除くための行動がさらに必要だ」と訴えた。
UNHCRによると、世界各地の紛争や迫害などの人権侵害による「強制移動」で住まいを追われた人は昨年末時点で1億840万人に達しており、前年から1910万人増えていた。今年に入ってからも、アフリカ北東部のスーダンで4月に始まった国軍と準軍事組織による武力衝突で難民がさらに増加し、5月末には1億1千万人に達したという。
このうち、国際的な保護を必要とする難民らは約3500万人で、最も多いのは内戦が続く中東シリアの出身者約650万人。また、昨年に強制移動が増えた最大の要因はロシアのウクライナ侵攻で、2021年末時点で約2万7千人だったウクライナ難民は昨年、570万人に増加した。UNHCRは第2次世界大戦後、「最も急速に広がった難民危機」としている。
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