「ウイルスでなく、食べられずに死ぬ」凍てつく世界経済

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ワシントン=青山直篤 サンパウロ=岡田玄 堀内京子 西山明宏 滝沢卓
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 新型コロナウイルスによる感染拡大で、グローバル化でかつてなくつながった世界経済が一気に凍りついた。各地で広がる外出規制などの対策は、経済の「需要」と「供給」を同時に破壊した。感染拡大が長引けば、歴史的な不況はさらに深刻化しかねない。

 「社会に不安が渦巻いている。いつこの日々が終わり、元に戻るかわからない」。米中西部ミネソタ州セントポール。老舗レストランでバーテンダーをしていたダン・オデルさん(45)は、3月中旬に勤め先が休業し、失業保険を申請した。「10代から働いてきたがこんなことは初めて。恐ろしい時代になった」

 新型コロナの感染者が50万人を超えた米国では、急激な雇用減が進む。打撃を受けるのは、リモートワークができない低賃金の小売りや飲食などのサービス業の労働者だ。13万人近い従業員の大部分を削減するカジュアル衣料大手ギャップなどで空前の規模の解雇が広がる。4日までの3週間で計約1700万人が失業保険を申請。2月まで歴史的な低水準が続いていた失業率は、4月には戦後最悪だった1982年11月の約11%を上回りそうだ。

 2月21日、国際通貨基金(…

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この記事を書いた人
青山直篤
ニューヨーク支局長
専門・関心分野
米国、国際政治・経済、日米関係、近代史
岡田玄
東京社会部
専門・関心分野
中南米、沖縄、移民、民主主義、脱植民地主義