(天声人語)もしも中居正広氏が……

有料記事

[PR]

 もしも、と想像をしてみる。もしもこの問題が明らかになっていなかったら、どうなっていただろうか。いまも中居正広氏は素知らぬ顔でテレビの番組に出ていて、私たちは何も知らぬまま、彼の冗談を楽しく聞いているのだろうか▼そう思うと、ぞっとする。逆に言えば、私たちはもう、知っている。もしも彼がいま、何か愉快な…

この記事は有料記事です。残り455文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    江川紹子
    (ジャーナリスト・神奈川大学特任教授)
    2025年4月2日15時30分 投稿
    【視点】

     もしも『女性セブン』や『週刊文春』が報じていなかったら…と想像してみる。両誌の報道がなければ、中居氏の行為も、フジテレビのハラスメント体質も明らかにならず、同氏は今なお人気タレントとして画面に登場し続けていただろう。  今回の問題では、『

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    小林恭子
    (在英ジャーナリスト)
    2025年4月7日15時21分 投稿
    【視点】

    心に響いてくる、天声人語でした。 中居氏問題はメディア報道によって、隠された事実が明るみに出た例だと思います。報道の重要性を実感しました。 筆者は英国に住んでいますが、英国教会での虐待問題をめぐってカンタベリー大司教が辞任する事件があり

    …続きを読む

連載天声人語

この連載の一覧を見る