米国とイラン、核問題で協議を継続 両国代表団が対面する場面も

有料記事

カイロ=大野良祐 ワシントン=清宮涼

 イランの核開発に関する米国とイランの高官協議が12日、オマーンの首都マスカットで開かれた。核問題について両者がそれぞれの政府の立場を表明したうえで、今後協議を続けることに合意して終了した。次回は19日を予定しているという。

 協議は約2時間半続いた。イラン外務省によると、オマーンを介した間接的なやりとりで協議を進めたが、最後に両代表団がオマーン外相の前で数分間言葉を交わしたという。閣僚を含む高官が対面するのは、米国が2018年にイラン核合意から離脱して以来とみられる。

 イラン側はアラグチ外相がSNSに「(協議は)建設的で前向きな空気のなかで行われた」と記した。イラン側はオマーンが引き続きホスト国をつとめるとしている。米CNNは、欧州で開かれる可能性があると報じた。

 トランプ米大統領は12日夜…

この記事は有料記事です。残り623文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
大野良祐
国際報道部次長
専門・関心分野
東南アジア・南アジアの政治社会、生活文化、民主化問題、環境問題
清宮涼
アメリカ総局
専門・関心分野
外交、安全保障、国際政治
トランプ再来

トランプ再来

2024年の米大統領選で共和党のドナルド・トランプ前大統領が返り咲きました。「米国第一主義」を掲げるトランプ氏の再来は、どんな影響をもたらすのか。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]