(書評)『史上最大の革命 1918年11月、ヴァイマル民主政の幕開け』ローベルト・ゲルヴァルト〈著〉

有料記事書評

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 ■現実主義のもと民衆の権利拡大

 一九一八年十一月に勃興したドイツ革命に関する総合的歴史叙述である。

 一般にドイツ革命はフランス革命ほどのインパクトがなく、ロシア革命の意義を評価する立場からすれば、社会主義革命が挫折したので「裏切られた革命」と映る。ところが本書は、一見地味なドイツ革命こそが「史…

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