トランプ氏支持のサウスダコタ州知事、飼い犬とヤギ射殺で政界に波紋

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村上友里
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 米サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事(共和党)が、家族が営んでいた農場で、かつて犬1匹とヤギ1匹を殺したことを近日発売の著書で明かし、米政界に波紋が広がっている。米CNNや英紙ガーディアンなどが伝えた。

 ノーム氏は共和党のトランプ前大統領の熱烈な支持者で、11月の大統領選では、トランプ氏の副大統領候補の一人だと目されている。

 ガーディアンは26日、近日発売予定のノーム氏の回顧録の抜粋を掲載。この中でノーム氏は、クリケットという名前の生後14カ月だった飼い犬について「訓練不可能で大嫌いだった」とし、近所で飼われていた鶏を襲ってノーム氏をかもうとした出来事をきっかけに処分を決め、射殺したと書いた。「楽しいことではなかったが、やらなければならなかった」と記した。

 また、ヤギについても「臭いがひどく、自分の子どもたちを追いかけ回すのが大好きだった」ため、射殺したと振り返った。

ノーム氏「牧場では厳しい決断が起きる」

 ノーム氏は26日と29日に…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2024年4月30日22時48分 投稿
    【視点】

    犬やヤギの射殺よりも、人間の射殺にもっと真剣に向き合ってほしいと切に願います。共和党も民主党も。ガザしかり、ウクライナしかり、米国での銃規制しかり。 犬やヤギの命ももちろん大事です。しかし、今回の件が大問題になる米国政界、米国社会の現状に

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