(評・映画)「作家、本当のJ.T.リロイ」 事件の裏、生き抜いた記録

有料記事文化・芸能評

[PR]

 それは、か細い声だった。2004年、同名の自著の映画化「サラ、いつわりの祈り」の宣伝で来日し、取材したJ・T・リロイは、世間で喧伝(けんでん)されるカリスマ作家というより、警戒を解かない小動物のようだった。06年、そのJ・T・リロイは40代の女性ローラ・アルバートが作った架空の人物で、公の場に出て…

この記事は有料記事です。残り581文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら