雑木林に女性遺体、首圧迫による窒息死か 殺人事件として捜査 滋賀

真常法彦 仲程雄平 小西良昭
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 滋賀県米原市大清水の雑木林で2日、布団の上に横たわった女性の遺体が見つかり、県警は3日、司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息死だったと発表した。米原署に捜査本部を設置するとともに、殺人・死体遺棄事件として捜査を始めた。

 県警によると、50~70代ぐらいの女性で、3月下旬ごろに死亡したとみられる。身長150センチほど。髪は白髪まじりで肩までの長さ。チェック柄の長袖シャツを着て、青のジーンズをはいていたという。

 2日午前10時25分ごろ、最寄りの市道から数十メートル分け入った雑木林のなかで、掛け布団の上にうつぶせの状態で倒れているのを市職員が見つけた。布団の一部が体にかかっていたという。

 市環境政策課によると、市職員は不法投棄パトロール中で、林の付近を車で見回っていたという。車から降りて市道の路肩のごみを拾っていたところ、布団を見つけ、めくったところ人間らしきものが見えたという。

 現場は岐阜県境にある伊吹山のふもと。近くに工場があるが人通りは少なく、不法投棄を禁じる米原市と米原署の警告看板もある。

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この記事を書いた人
真常法彦
阪神支局
専門・関心分野
事件、事故、調査報道、人権問題