万博の公式本に「制作途中のイラスト」 絵本作家「渾身の絵が…」

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岡純太郎 松本紗知
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 4月開幕の大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会発行の「公式ガイドブック」をめぐり、イラストを提供した絵本作家が「(掲載されたのは)完成品ではなく、制作途中のものだ」と明らかにした。協会も作家の指摘を把握しており、関係者と対応を協議している。

 問題のイラストは、ガイドブックに見開きで掲載された「未来社会」を描いたもの。絵本作家の青山邦彦さん(59)は朝日新聞の取材に「渾身(こんしん)の絵を描いただけに、悔しさと悲しさがある」と話す。

 青山さんによると、イラストは今年2月5日、レイアウト検討のため、スマホで撮影して東京都内の編集企画会社に送った制作途中の画像という。その5日後に完成品を送ったが、今月26日に自宅近くの本屋でガイドブックを見て、制作途中のものが掲載されたことに気付いたという。

 「絵は未完成で、スマホで撮…

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この記事を書いた人
松本紗知
文化部
専門・関心分野
美術、文化、地域振興