米ウクライナ、停戦へ2度目の協議へ 攻撃停止対象、詰められるか

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ロンドン=藤原学思
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 ロシアの侵攻を受けるウクライナの代表団は23日、サウジアラビアで米国の代表団と停戦に向けた協議を実施する。ゼレンスキー大統領が22日、SNSで明かした。ロシア、ウクライナはともにエネルギー施設を対象とした攻撃停止に同意しているが、詳細を詰める。

 ロシアの侵攻に関する米ウクライナの二国間の高官協議は11日以来、2度目。ウクライナは攻撃を避ける対象となるべき施設のリストを米国に渡すとみられる。

 ウクライナはエネルギー施設だけではなく、鉄道や港湾といったインフラ施設も含まれるべきだと訴えている。ただ、ロシアは米国と合意したのは「エネルギー施設」だとしており、食い違いがある。23日は攻撃停止の対象を明確にするとともに、その対象を海上にも広げられないかも議論されるとみられる。

 米代表団は近く、ロシアとも協議する予定。結果次第では、対象は限定的ながら攻撃停止が実効段階に入る可能性もある。

 一方、米国がウクライナの立…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
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