米国防長官「中国抑止、日本は不可欠なパートナー」 日米防衛相会談
中谷元・防衛相と来日中のヘグセス米国防長官は30日午前、東京・市谷の防衛省で会談した。ヘグセス氏が1月に就任して以降、両氏の対面式の会談は初めて。ヘグセス氏は会談冒頭、「かつてないほどに日米同盟が強固だ」と強調し、中国軍を抑止するうえで「日本は不可欠なパートナーだ」と語った。
中谷氏は冒頭、前日29日にヘグセス氏とともに太平洋戦争における激戦地・硫黄島を訪問したことに触れ、「80年前には、激戦をまじえた両国が世界で最も成功した重要な同盟国となり、地域の平和と安定を保っていることを確認できたということは大変、意義深く思う」と語った。そのうえで、今月24日に陸海空自衛隊を一元的に指揮する防衛省・自衛隊の「統合作戦司令部」が発足したことに言及し、「日米の指揮統制の枠組みの向上の発展を感謝、歓迎する」と語った。また、ヘグセス氏がハワイを訪問した際に、日本は重要な同盟国であり、インド太平洋地域における中核であることを表明したことを評価したうえで、「自由で開かれたインド太平洋の実現のために、お互いに最も信頼するパートナーであり、日米緊密に今後とも連携をしていきたい」と語った。
一方、ヘグセス氏は「明確にお伝えしたいことは、かつてないほどに日米同盟が強固だということだ」と強調したうえで、「トランプ大統領も同様に『日米関係はすばらしい』と言っている」と語った。また、今回の日米防衛相会談について「台湾海峡を含む、この地域における抑止力の必要性について議論をするのを楽しみにしている。日本は中国共産党の軍事侵略を抑止する上で不可欠なパートナーだ」とも語った。
今回の日米防衛相会談では…
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