芸備線再構築協「地域と対話深めたい」 JR西の林・岡山新支社長

上山崎雅泰

 JR西日本岡山支社長に6月19日付で就任した林秀樹氏(54)が同28日、同支社で就任会見を開いた。林氏はJR芸備線の一部区間の存廃などを議論する再構築協議会について、「適切な交通網の組み合わせは何なのか議論を進めていく。地域のニーズを把握し、納得してもらえるように丁寧なプロセスを踏むことが大事で、対話を深めていきたい」と述べた。

 JR西は秋に岡山県北で開催される国際芸術祭「森の芸術祭 晴れの国・岡山」に向け、観光列車の運行などを予定している。林氏は「千載一遇の機会。県外の人だけでなく、岡山の皆さんもふるさとの魅力を再発見してもらう機会になれば」と期待を述べた。

 林氏は京都府出身。一橋大法学部卒業後、1993年にJR西に入社。岡山支社の輸送課長や人事課長などを歴任。2022年6月から鉄道本部安全推進部次長を務めていた…

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この記事を書いた人
上山崎雅泰
岡山総局|岡山県政担当
専門・関心分野
新エネルギー、アイドル、サッカー