「ブラックボックスのままになる」 政治資金、自民改正案に批判噴出
裏金問題をきっかけにした政治資金規正法の改正案の国会審議が22日に始まる。焦点のひとつが、使い道が「ブラックボックス」の金の公開度合いをどうするか。突出して多額の年十数億円を使っている自民党の改正案では、「ブラックボックスのままだ」との批判が相次いでいる。
「他党に比べても一番及び腰」「どう考えても自民党案ではきれいにならない」
20日の衆院予算委員会の集中審議では政策活動費をめぐる自民の改正案に厳しい指摘が相次いだ。
自民党派閥の裏金事件では、議員の秘書らが東京地検特捜部に「政策活動費なので(政治資金収支報告書に)書く必要がないと言われ長年記載してこなかった」という趣旨の供述をしたとされる。
この政策活動費は、政党から議員個人へ渡され、使途を公開する義務がなく、「ブラックボックスだ」と問題視されてきた。今回注目されたのが、裏金事件の当事者であり、突出した額の政策活動費を使ってきた自民党がどんな改革案を示すか、だった。
今月17日に示された案の概…
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- 【視点】
自民党の改革案を”改良”していく、あるいは妥協点を探していくという発想ではなく、自民党という政党が精一杯やった彼らなりの満点解答がこの内容だと受け止めた方が良いと思います。 このような改革案しか出せない政党に政権担当能力があるのか、与党
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