「SLを弘前のシンボルに」 ミニデゴイチ「1日限定」運行
こどもの日の5日、青森県弘前市の城北公園交通広場で、ミニ蒸気機関車(SL)が運行された。この日1日限定の運行で、乗車した子どもたちは「かっこよかった」などと楽しんでいた。
広場では、ミニ列車やゴーカートを使って幼児の交通安全教育を行っている。ミニSLは、広場に設置され、「デゴイチ」の愛称で親しまれる実物の「D51」の10分の1のサイズ。東京の鉄道ファンが寄贈し、市制施行90周年の1979年から交通安全教育の一環で運行している。
部品や燃料の調達が難しくなって中止していたが、昨年、20年ぶりに復活した。燃料である高品質の石炭が手に入らず、電気で動くミニ列車が押して動かしている。
この日、ミニSLは蒸気を模した煙を吐きつつ、大きな汽笛とともにゆっくり発車。全長320メートルの線路を約3分かけて1周した。母親や友人と訪れた市内の小学2年生、福士一翔君(7)は「機関車は強そうなので好き。速くて楽しかった」と話した。
運行する弘前交通安全教育協会の小山三千雄会長(77)は「蒸気機関車の実物と動く模型の両方がそろうのは珍しい。弘前のシンボルにしてもらえるよう、継続したい」と語った…
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