メッシが香港で試合出ず騒動、政府「失望」 7日神戸戦に出場は?
アルゼンチン代表FWのメッシ選手が所属する米メジャーリーグ・サッカーのマイアミが香港で4日に行った親善試合が波紋を広げている。メッシ選手が試合に出場せず、観客はスタジアムで抗議。香港政府も批判する事態に発展している。
香港メディアなどによると、マイアミは4日に香港のチームと対戦。スタジアムには約4万人が集まった。だが、メッシ選手はけがを理由に試合に出場せず、ベンチに座ったままで試合は終了。最も安くて880香港ドル(約1万7千円)からという高額チケットの返金を求める声や、ファンからのブーイングで会場は騒然となったという。
試合会場には香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官が訪れており、同政府は4日、「メッシ選手がプレーしなかったことや、主催者が迅速に説明しなかったことに深く失望している」と表明。主催者で香港のメディア企業のタトラー・アジア側は「キックオフまで(欠場を)知らされていなかった」と釈明したが、政府から受け取るはずの1600万香港ドル(約3億円)の補助金について、申請を取り下げることを明らかにした。
中国本土でも事態は注目を集めている。ポルトガル代表FWのロナルド選手が所属するサウジアラビアのアルナスルは1月、中国広東省深圳で試合を行う予定だった。だが、ロナルド選手がけがで出場できないことを理由に夏に試合を延期。今回のメッシ選手との対応の違いに注目する報道も目立つ。
マイアミは7日に東京・国立競技場でJ1神戸と親善試合を予定している。香港での欠場を受けて、中国ではこの試合にメッシ選手が出場するか注目が集まっており、ネット上では「もし日本で出場したら、中国の数億人のファンの支持を失うだろう」などとするコメントが相次いでいる。
6日に東京都内で会見したメッシは神戸戦の出場について、「まだ明日プレーできるかはわからないが、よくなっている感触はある」と明言を避けた…
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