築100年の民家が全焼 消防が見つけた意外な出火原因は
倉富竜太
大分県竹田市神原で今月中旬、築100年を超える木造の民家が全焼する火災があった。幸いけが人はなかったが、原因を調べていた竹田市消防本部は、ある意外な原因で出火した可能性があることを、過去の火災の例などから導き出した。その出火原因とは――。
同市消防本部によると火災は1月14日午前6時ごろ木造平屋の住宅から出火。94平方メートルが全焼した。現場は山中にあり、途中の道は車1台がぎりぎり通れるほど。約2時間後に鎮火したが、ひとり暮らしだった無職女性(71)にけがはなかった。
市中心部の竹田市会々で暮らす長男(49)によると、午前6時ごろ、寝ながらテレビを見ていた母親が屋根裏から出るパチパチという音に気づいたという。その後、瞬く間に火の手が広がり、母親は薬や約4年前に亡くなった父親の位牌(いはい)、骨つぼを持って逃げ出したという。
出火原因を調べていた市消防…
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