イスラエル軍の攻撃、36件で「死者は女性と子どもだけ」 国連指摘
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は11日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃を再開した3月18日以降、住居などへの攻撃のうち36件で「死者は女性や子どもだけだった」と発表した。戦闘が激しさを増すなか、民間人が多く犠牲になっている実態が明らかになった。
OHCHRによると、今月9日にかけて住宅や避難民のテントへの攻撃は224件あり、うち36件で犠牲者が女性と子どもだけだと確認された。イスラエル軍が民間人に南部ハンユニスのマワシ地区への避難を命じたにもかかわらず、同地区への攻撃が続いていると指摘している。
AFP通信は、11日もハンユニスで空爆があり、一家10人が死亡、うち7人は子どもだったと報じた。イスラエル軍はこの攻撃について「調査中」としつつ、前日からガザ全域で約40の「テロ標的」を攻撃したとしている。
「恒久的な住民排除」懸念
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イスラエル・パレスチナ問題
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