「着々とLGBT? 油断ならぬ」市議が投稿、その後に削除

菅野みゆき
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 広島県三原市が「性の多様性と子育て」という演題の講演会をSNSで告知した際、徳重政時市議(71)が「着々とLGBT?に向かっているかも。油断なりません」とのコメントを投稿したことがわかった。徳重市議は外部の指摘で11月1日に投稿を削除したが、取材に対し、「(投稿は)自分の考えだ」と話した。

 市の告知は10月26日、市公式フェイスブック(FB)に掲載され、その後、徳重市議のコメントが投稿された。徳重市議は「(FBのメッセージアプリでほかの人と)個人的なやり取りをしているつもりが、操作を誤って投稿した。公開するつもりは全くなく、講演会を批判しているのではない」と釈明。その一方で、LGBT理解増進法の制定について「心が女性だという男性が女子トイレに入ることを心配する女性もいるだろう。様々な問題が広がることを懸念する」と述べた。

 講演会は11月12日午前10時から市中央公民館(円一町2丁目)である「みんなの男女共同参画講演会」。市人権推進課の担当者は「様々な意見があるので真意は分かりかねるが、公的な立場の方からの発信で、『なぜ』という思いはある」と話した。(菅野みゆき)

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