30カ国で女性4割以上、進む男女同数内閣への動き 日本はG7最低
6月に栃木県日光市で開かれた主要7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍(かつやく)担当相会合で、欧州(おうしゅう)連合(EU)の委員を含(ふく)む8人のうち、日本の小倉将信・男女共同参画相だけが男性だったことが話題になりました。駐日(ちゅうにち)大使らが代理で出席した国もありましたが、いずれの国でも担当相本人は女性です。日本や各国の女性閣僚(かくりょう)の登用は、どのような状況にあるのでしょうか。
Q 日本の女性の閣僚(かくりょう)は?
A 岸田内閣は、岸田首相を含(ふく)む20人中2人で10%だ。政府は2003年、指導的地位の女性比率を20年までに30%にする「2030」を掲(かか)げたが、03年以降で女性が最も多かったのは、14年に発足した第2次安倍改造内閣の5人。最近は1~3人となっている。
「女性閣僚が40%以上」は30カ国
Q 諸外国の状況(じょうきょう)は?
A 190カ国を対象にした国連女性機関(UN Women)の調査では、今年1月1日現在、女性閣僚は世界全体で22・8%。40%以上の国は30カ国ある。G7各国では高い順に、ドイツ(50・0%)、カナダ(48・6%)、フランス(35・3%)、英国(33・3%)、米国(同)、イタリア(26・7%)、日本(8・3%)だった。
Q 閣僚の男女比率を定めている国もある?
A ルワンダは憲法で、国の…
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