好スタートのスレッズ、Xを超えるか 1日あたり利用者半減
SNS世界最大手の米メタが新たなSNS「Threads(スレッズ)」を立ち上げてから、5日で1カ月になる。アプリ公開後5日で登録者が1億人を超えたが、その後、利用者の伸び悩みも指摘されている。起業家イーロン・マスク氏の買収後に混乱が続く「X(旧ツイッター)」を超える存在になるか。
「スレッズは我々が期待していたよりはるかに大きな規模で普及している」。メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は7月26日の決算会見でそう話した。
昨年来2万人以上の人員を削減したメタは、今年を「効率化の年」と呼び、多くの人員は割けない。そんな状況で「突然大きな機会を生み出した」と喜びをあらわにした。
スレッズは7月5日の公開後、5日で登録者が1億人を突破。米メディアによると、対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」の約2カ月より短く、アプリとして史上最も速く1億人の大台を突破した。
初速の背景にあるのが、世界で20億人を超えるインスタグラムの利用者だ。スレッズは、メタが運営する写真投稿アプリ「インスタグラム」のアカウントと連動しており、インスタグラムのアカウントがあればすぐに登録できる。利用者はインスタグラムのフォロワーをそのまま引き継ぐこともできる。
アプリをインストールすると、Xに似た画面が表示される。500字までの文章や写真、最大5分間の動画も投稿できる。他人の投稿をシェアしたり、「いいね」を押したりする機能もXと同じだ。
一方、Xと異なる機能も多い。
Xでは、気になるキーワード…
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