若者に広がる「反フェミニズム」 韓国と日本で考えた

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アナザーノート 秋山訓子編集委員

 韓国へ3年ぶりに出かけた。大好きな国で、コロナ禍の前には毎年必ず訪れていた。一時期はゴーストタウンのようだったというソウルの繁華街ミョンドンには人出がだいぶ戻り、名物の屋台も復活していた。

 今回通訳をしてくれたのは、20代の女性、セジンさん。ショートカットがよく似合う。髪形をほめると、「5年前にロングだったのをばっさり切ったんです。朝、支度時間が短いと本当に楽なので……」と説明し、続けて言った。

 「髪の毛を切ってから本当によく『フェミニストなの?』と尋ねられます。若い人、特に男性からすごくよく言われるんです。最初は何?って思ったけれど、あまりに言われるので慣れちゃって。今はなんとも思わなくなりました」

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恋人はいらないの?

 ここでいう「フェミニスト」…

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この記事を書いた人
秋山訓子
編集委員
専門・関心分野
国内政治、民主主義、市民社会、ジェンダー