全国高校バスケ、女子で京都精華が初優勝 学校で中学の後輩が応援
第75回全国高校バスケットボール選手権大会(ソフトバンクウインターカップ=日本バスケットボール協会主催、朝日新聞社など特別協力)は28日、女子の決勝が東京都内であり、京都精華学園(京都市左京区)が札幌山の手(北海道)を99―81で下し、12回目の全国大会で念願の初優勝を決めた。
京都精華学園は序盤から積極的に攻め、一時は27点差を付けた。試合全体で57リバウンドを取って試合の主導権を握った。身長188センチのイゾジェ・ウチェ主将(3年)がチーム最多の35得点。柴田柑菜選手(3年)と八木悠香選手(2年)も22点ずつ取り、初Vに貢献した。
同学園では、中学校の女子バスケ部員約30人が、大型スクリーンで試合中継を見ながら応援。先輩がシュートを決めるたびに大きな拍手を送って、タイムアウトでは、選手と同じタイミングで片腕を振り上げた。
普段は中学生と高校生が一緒に練習していて、試合をすることもあるという。副主将、五味桜愛(さくら)さん(3年)は「ウチェさんが相手のプレッシャーに負けずにリバウンドで飛び込むところがすごかった」。太田楓さん(3年)は「ウチェさんは、明るくてみんなを笑顔にするいい先輩。チーム全員の気持ちが合わさって、いいプレーが出ていた」と話した。
中学の女子バスケ部も全国大会で2年連続で準優勝している強豪校。来月の全国大会に向け、主将の坂口美果さん(3年)は「高校の先輩を見習って、チーム一丸となって頑張りたい」と語った。
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