4歳おんぶして演説は法律違反? 立候補の母が直面した「思わぬ壁」

有料記事

島崎周
[PR]

 10日投開票の参議院選挙東京都選挙区から立候補した諸派新顔の元NPO職員、田村真菜さん(34)は、18日間にわたった選挙活動で思わぬ壁に直面することになった。

 田村さんは4歳の息子と、パートナーと3人暮らし。息子は平日の日中は保育園に通っているが、「不登園」気味で最近も週に1~2日は休んでいる。神奈川県に住む両親に預けることもあったが、片道2時間かけて連日来てもらうわけにもいかない。

 6月中旬。立候補予定者向けの説明を都選挙管理委員会から受けていた時、担当者からあることを言われた。

小さな子どもを連れて選挙運動することは、法律に違反するのでしょうか?今回の参院選に立候補した母親が感じた疑問について、記事後半で、公職選挙法などに詳しい専門家の見方を聞いています。

 思わぬ一言。「選挙期間中に…

この記事は有料記事です。残り2568文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    能條桃子
    (NOYOUTHNOJAPAN代表)
    2022年10月24日14時14分 投稿
    【視点】

    これまでケアをパートナーの女性に丸投げしている男性が中心となり、その体制が前提となって政治の場が構成されてきました。今の生活に根ざしていない政治が変わるためには、抜本的な政治家の働き方の変革が必要だと思いますし、その一歩としてまずは挑戦する

    …続きを読む