吉野家常務、早大社会人講座で不適切発言 会社が謝罪し処分検討

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山下裕志 阿久沢悦子
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 牛丼チェーンの吉野家は18日、常務取締役の男性が外部の社会人向け講座で不適切な発言をしたとして謝罪した。常務は若年層に吉野家のサービスを継続利用してもらう戦略を言い表すのに「生娘をシャブ漬け戦略」といった言葉を使ったという。

 吉野家は「極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではない」としている。

 親会社の吉野家ホールディングス(HD)などによると、吉野家の伊東正明・常務取締役企画本部長が16日、早稲田大であった社会人向けマーケティング講座で、講師として問題の発言をした。発言内容の一部がネット上に公開され批判を浴びていた。

 「田舎から出てきた右も左も…

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    石合力
    (朝日新聞編集委員=国際関係、外交)
    2022年4月19日10時29分 投稿
    【視点】

     吉野家常務のあまりにも露骨な発言が、「人権・ジェンダー」の観点から問題視されるのは当然だろう。一方で、この不適切発言の本質は、ファストフードの持つ「中毒性」について、つくる側が自覚し、それをマーケティング戦略に使っていたと認めた点ではない

    …続きを読む