収容者の首絞めけがさせる 入管警備員「冗談のつもり」

佐々木凌
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 不法滞在の外国人などを収容する東日本入国管理センター茨城県牛久市)は29日、収容されている男性が業務委託先の民間会社の警備員から腕で首を絞められ、2週間のけがをしたと発表した。

 入管によると、27日、収容者たちが運動場で過ごす時間帯に、男性が警備員に対し、サッカーボールを「(運動場の)外に出した」と事実と違うことを言ったとして、とがめようと男性の頭部に腕を回して首を絞めたという。入管の聞き取りに警備員は「冗談のつもりでヘッドロックをした」と説明。しかし、男性は冗談という認識はないといい、「首を絞められた」と訴えている。28日に全治2週間の首のねんざと診断された。

 礒部哲郎所長は「当局に対する信頼を損なうものであり、大変遺憾。警備会社に対し、厳重に再発防止を求める」とのコメントを発表した。(佐々木凌)

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