ペルーのノーベル賞作家、バルガス・リョサ氏死去 「緑の家」など

サンパウロ=河崎優子

 ペルーのノーベル文学賞受賞作家、マリオ・バルガス・リョサさんが13日、首都リマで死去した。89歳だった。「ボスたち」「都会と犬ども」「緑の家」などの作品で知られ、ラテンアメリカ文学の人気を牽引(けんいん)。1990年には大統領選に出馬し、アルベルト・フジモリさんに決選投票で敗れた。

 息子、アルバロさんのX(旧・ツイッター)への投稿によると、バルガス・リョサさんは、家族に見守られながら安らかに亡くなったという。アルバロさんは「死後も生き続ける作品を彼が世に残したという事実に、我々が慰められることを願っている」と記した…

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この記事を書いた人
河崎優子
サンパウロ支局長|中南米担当
専門・関心分野
中南米の全分野、ジェンダー、環境、スポーツ