アフガンの日本大使館職員、国外退避へ 政府が調整

安倍龍太郎
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 アフガニスタン情勢を受け、日本政府は現地の大使館職員十数人を国外に退避させる方針を決めた。

 外務省幹部は16日朝、報道陣に「現在、必要なオペレーションを進めている」と述べ、退避に向けた対応を進めていることを強調した。日本政府関係者によると、在アフガニスタン日本大使館には、現在十数人の職員が勤務。すでに全員が大使館を離れ、安全を確保しているという。さらに国外へ退避させる方向で調整を進めている。

 現地で支援活動などに携わる邦人についても、別の同省幹部は「安全な場所への退避に向け、めどは立っている状態だ」と述べた。

 官邸幹部の一人は今後の国外への移動手段について、「自前で移動手段を持っている国と連携して対応していく」と説明。米国が自国民を退避させるために準備中の航空機に同乗することなどを軸に検討している。(安倍龍太郎)

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