和歌山)七夕の贈り物 パンダの永明と良浜

大野宏
【動画】七夕の7月7日、パンダの永明と良浜夫婦に笹飾りなどが贈られた=アドベンチャーワールド提供、大野宏撮影
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 七夕の7日、和歌山県白浜町アドベンチャーワールドで、ジャイアントパンダの永明(エイメイ)と良浜(ラウヒン)夫婦に、笹(ささ)飾りなどが贈られた。2頭はニンジンの笹飾りや天の川に見立てた雪を前に竹を食べていた。

 この日は良浜の母の梅梅(メイメイ)が白浜に来てからちょうど20年。1994年に永明と一緒に来日したメスの蓉浜(ヨウヒン)が97年に急逝した後を受けた。当時飼育を担当した山中倫代さんは「永明は3年ひとりぼっちだったので、おり越しに会わせたらすごい喜んだ」と振り返る。梅梅は同年9月に中国で人工授精していた良浜を出産。永明との間に6頭の子をもうけ、2008年に死んだ。永明と良浜の間には一昨年の彩浜(サイヒン)まで9頭が生まれており、孫やひ孫の世代を含めると40頭を超える一大ファミリーとなった。

 永明と良浜は普段は「別居」しており、年1回の繁殖期にだけ2、3日一緒に過ごす織姫と彦星(ひこぼし)級のカップル。昨年は良浜が子育て中だったため今年は2年ぶりの逢瀬(おうせ)となり、無事繁殖が確認された。妊娠していれば、10月ごろに出産する予定という。(大野宏)

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