ゼレンスキー氏「侵攻直前に戻せば勝利」 幹部からは全土奪還の声も
根本晃 キーウ=高野裕介
ロシア軍が侵攻するウクライナでは、21日から22日にかけても東部や南部を中心に攻撃が続いた。侵攻から間もなく3カ月となるなか、ウクライナ側からは戦闘の終結をどう見通すかについて、様々な発言が出ている。
東部ドネツク州のキリレンコ知事は21日、ロシア軍によって州内で市民7人が殺害され、10人が負傷したと発表。ゼレンスキー大統領は同日、ビデオ演説で「東部ドンバス地方の状況は極めて厳しい」とし、ロシア軍が主要都市のルハンスク州セベロドネツクと、ドネツク州スラビャンスクに攻撃を続けていると述べた。ルハンスク州のハイダイ知事によると、ロシア軍はセベロドネツクに4方向から攻撃を仕掛けたが、ウクライナ軍は反撃に成功したという。
インタファクス・ウクライナ…
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- 【視点】
記事が伝えるように、ウクライナの政権幹部の間で、かなり大きな立場の隔たりが見られる。ゼレンスキー大統領が現実派、クレバ外相やポドリャク顧問が主戦派という構図である。意図的に硬軟を使い分けているのならいいのだが、路線対立だとすると、今後に不安
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