選抜入試、オンライン面接で工夫を 文科省が大学に通知
伊藤和行
今秋以降に予定される大学の総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜(旧推薦入試)について、文部科学省は14日、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、面接をオンラインで行うなどの配慮や工夫をするよう全国の国公私立大学に通知した。
新型コロナの影響で両選抜の評価の対象となるスポーツ大会や文化活動、資格・検定試験は中止や延期になっている。通知では、生徒のスポーツ実技を撮影した動画の提出や、大学の授業へのオンライン参加やリポート作成、入学後の学修計画書の提出などの具体例を示し「多様な選抜方法の工夫」を呼びかけている。
出願は総合型が9月、学校推薦型が11月から始まるが、萩生田光一文科相は4月17日の会見で「時期を遅らせる必要がある」と発言。今回の通知は「大学や高校の関係者の審議を踏まえ、今後定める実施要項で周知する」としている。
また、高校入試について文科省は13日、新型コロナの影響で休校が長引いたことを受け、学習状況を踏まえて出題範囲を狭めるなどの対応を全国の教育委員会などに提案した…
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