伊藤和行
那覇総局長
専門・関心分野沖縄、差別、マジョリティー、生きづらさ
現在の仕事・担当
那覇総局は私を含め3人の記者が駐在しています。沖縄で起きていることを深く、正確に、新しい視点で、わかりやすく、できるだけ早く、お届けしたいと考えています。
バックグラウンド
1982年生まれ。2006年に入社後、甲府総局、山口総局、福岡本部、東京社会部の計約10年間は警察や検察、裁判などを担当しました。2017年から1年間、沖縄タイムスに派遣され、その後2年間、那覇総局に赴任しました。前知事の翁長雄志氏が亡くなり、現在の玉城デニー知事が初当選した激動期を取材しました。その後、東京社会部に戻り文部科学省などを担当した後、今回、2度目の沖縄赴任です。
入社時から、沖縄の取材をしたいと考えていました。きっかけは、大学3年だった2004年に起きた沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件です。京都からマウンテンバイクを抱えて沖縄へ渡り、各地を回りました。住宅や店舗、役所、大学がひしめき合う市街地と隣り合わせで米軍基地があることに「ここは日本なのか」とショックを受けました。
沖縄を取材をしていると、いつも「自分が何者であるか」を考えさせられます。マジョリティー側にいる1人として、差別や生きづらさの問題も関心が広がっています。
仕事で大切にしていること
取材し記事を書くときは、井上ひさしさんの言葉を大切にしています。「むずかしいことをやさしく やさしいことを深く 深いことをおもしろく、おもしろいことをまじめに」。実現はなかなか難しいですが、努力を続けています。
著作
- 『ギフテッド 光と影』(2021年、朝日新聞出版)=共著
手がけた代表的なコンテンツ
タイムライン
有料会員登録でもっと便利に 記者をフォローしてニュースを身近に