(ひととき)私だって出て行きたい

有料記事

[PR]

 夫の定年後も、友人と読書会を続けている。コロナ禍の前は、我が家で開催する日は夫にウロウロしてほしくないので、昼食代として千円を渡し、家を出て行ってもらっていた。

 少し申し訳ないな、という気持ちもあり、あるとき夫にこう言った。

 「あなたも家に友達を呼びたかったら、遠慮なく呼んでください。私は、千…

この記事は有料記事です。残り336文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載ひととき

この連載の一覧を見る