(現場へ!)パレスチナで育つ:4 憎しみを知り、180度変わった

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 イスラエルとパレスチナを取材で行き来するたび、検問所を通る。エルサレム支局長の日常だ。

 銃を抱えた兵士にパスポートを渡し、息を潜めて待つ。たいてい、無言で返されて「通過許可」を知らされる。

 有無を言わさぬ力関係。「占領」の現実が身にしみる瞬間だ。

 兵士たちの顔を見ると、20歳前後の若者たちば…

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