(取材考記)「脱炭素社会に不可欠」と主張する前に―― 原発の負の側面、国は直視すべきだ 大津智義
東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故から10年が過ぎた。その節目の年に、将来のエネルギー政策の方向性を決める「エネルギー基本計画」の改定作業が進む。菅義偉首相が昨秋に掲げた2050年までの温室効果ガスの排出「実質ゼロ」の実現に向けた試金石となる。
政府は風力などの再生可能エネルギー(再エ…
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