重体だった姉の意識戻る、亡くなった妹を案じる様子も 4児死傷事故

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青田秀樹
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 浜松市中央区舘山寺町で小学生4人の女児が死傷した交通事故で、亡くなった石川琴陽(こはる)さん(8)の姉(10)の意識が戻った。父親(37)が30日、報道陣の取材に明らかにした。「妹のことは話せないでいる。うれしいけれど、喜べない」という胸のうちも口にした。

 葬儀を翌日に控えた28日に姉が入院する病院から連絡があった。その際の電話のほか、目を覚ましているときは集中治療室でも話ができるようになっているという。今後、精密な検査などを踏まえて治療や療養の方針が決まる見通しだ。

 仲良しだった4年生と2年生の姉妹。「琴陽は?」と妹のことを案じているという。ショックを与えぬようにという医師のアドバイスだけでなく、親としても、まだ話せないと考えている。

 「パパ、ママといっしょにいたい。家に帰りたい」。痛いところはないかと聞くと、「痛くない」。無理をしているのだろうと感じている。

 事故が起きたのは24日午後…

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