訪日の米国防長官、有事で「日本は最前線に」 対中抑止の姿勢鮮明に
清宮涼
ヘグセス米国防長官は30日、中谷元・防衛相と初めて対面で会談し、中国による軍事的威圧を防ぐために「米国の抑止力を再構築する」と強調した。台湾有事も念頭に、日本との連携を強化する考えも示したが、トランプ政権が今後日本に対し、防衛費の増額などでさらなる役割を果たすよう求める可能性もある。
「米国は台湾海峡を含めたインド太平洋において、強力な抑止力を維持する」
ヘグセス氏は約1時間半にわたった会談の後、中谷氏と共同記者会見に臨み、こう力を込めた。
就任後、初めてとなるインド太平洋地域への外遊でヘグセス氏が鮮明にしたのが、中国に対する抑止を重視する姿勢だ。
トランプ政権は、台湾海峡や…
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- 【視点】
日本でも自国の防衛のあり方についてもっと議論があって良いはずだ。が、世界情勢がこれだけの状況にあっても、あまり国政レベルで議論が進んでいる感じはしない。当然選挙の争点にもなっていない。こうした現状には一国民として不安を感じずにはいられない。
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