(声)風化させないで、原発被災の記憶

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 主婦 愛澤弘子(福島県 60)

 私たちが原発被災者にされてからまもなく10年。毎年3月になると何ともいえない不安な気持ちになる。

 今でも忘れられない言葉がある。私たち家族が放射能に追われるように福島から東京へ避難して数日たったある夜。娘の友達の母親から携帯に連絡が入った。「愛澤さん、今どこにい…

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