(東日本大震災10年)心の夫と、終のすみかへ

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 結婚して、海のそばで暮らすようになった。一生過ごすつもりだった。だが、突然自宅を失い、内陸での仮住まいは10年に及んだ。やっと「我が家」に移り住む。でも、そこに住もうと言ってくれた夫はもういない。

 盛岡市の団地に住む金野(きんの)ツエ子さん(73)は今月11日を待ちわびている。住まいから約8キロ…

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