(與那覇潤の歴史なき時代)刺さり続ける三島の檄文

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 50年前の三島由紀夫の失敗は、バルコニーで演説してしまったことだ。あまりに印象的な映像が拡散しすぎて、彼が伝えたかった内容は意外に知られていない。いわば三島は自分の身体を国民の記憶に刻んだ代償に、言葉を失ったのだ。

 そのときに撒布(さんぷ)するも、ほぼ真面目に読まれなかった檄文(げきぶん)を読み…

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