警官に取り押さえられた黒人男性死亡 「息できない」、米国でまた

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ニューヨーク=遠田寛生
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 米中西部オハイオ州カントンで18日、白人警察官に取り押さえられた黒人男性が死亡する事件が起きた。市当局が発表した。公開された映像によると、床にうつぶせに押さえつけられて「息ができない」と苦しむ姿が映っており、首付近が圧迫されて死に至った可能性がある。地元検察が原因を調べている。

 事件が起きたのは18日午後8時15分過ぎ。交通事故の通報を受けた白人の警察官2人が現場に着くと、電柱が倒れ、車両は乗り捨てられていた。

 目撃者の情報などをもとに、警察官は近くのバーにいたフランク・タイソンさん(53)を拘束しようとしてもみ合いになった。

 警察官が身につけていたボディーカメラの映像では、タイソンさんに手錠をかける際、警察官がひざなどで押さえつける様子が映っている。数分後、息をしていないことに気づき、警察官は心肺蘇生を試みたが、午後9時18分に搬送先の病院で死亡が確認された。

 米国では2020年、黒人男…

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