(芸の足跡)六代目中村歌右衛門 女形に生一本、歌舞伎を支えて

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 六代目中村歌右衛門は長年研鑽(けんさん)を積み重ね、世界の演劇でも稀(まれ)な女形の芸を極めた。大きな芸容と高雅な品格、豊潤な色気を醸す美、自身への厳しさによって歌舞伎界の頂点に立ち、規範ともなった。20世紀後半は、この不世出の名女形の時代である。

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 父の五代目歌右衛門も女形の名優。鉛毒で不自由な…

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