「あいまいな情報に耐え、吟味する力を」 紫綬褒章の佐藤卓己・京都大学教授

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 春の褒章が発表された。紫綬褒章を受章したメディア史を研究する佐藤卓己(たくみ)・京都大学教授(59)に、感想などを聞いた。

 佐藤さんは、ドイツ現代史のプロパガンダ研究から出発した。その研究を始めた1980年代後半には、「メディア史」というジャンルさえなかったという。「新しい領域に挑戦してきたこと…

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