(書評)『東京ホロウアウト』 福田和代〈著〉

有料記事書評

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 ■現実と共振する物流サスペンス

 2020年7月、オリンピック開幕直前の東京がテロに襲われた――。

 という設定でわかるように、本書が執筆されたのはコロナ禍が起きる以前である。そういう意味では、タイミングがずれたと思われるかもしれない。

 だが、それは逆だ。むしろ今の日本で進行する問題と、本書はは…

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