(書評)『なぜ脳はアートがわかるのか 現代美術史から学ぶ脳科学入門』 エリック・R・カンデル〈著〉

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 ■鑑賞者の情動、揺さぶる抽象画

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 イタリアを車で縦断した時、ほとんどの美術館がルネッサンス期のミケランジェロの作品やフィレンツェの画家たちの宗教画で埋まっているのを観(み)て驚いた。パリは印象派作品、アメリカでは抽象画やポップアートが美術館を占めていた。こうした傾向はアートの歴史と関わるのだろうと…

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